毎年、 約22,500人が命を落とすデング熱の感染例を、家庭にある簡単な材料で、55%削減したアイデアが素晴らしい!!
少し古いニュースなのですが、フィリピンで配布され絶大な効果を生んだ“蚊とりボトル”の記事を読ん考えたことをまとめました。
小さなアイデアでも人を救うことが出来る
フィリピンにある下水処理の会社が家庭にある簡単なものだけで、毎年問題になっている「デング熱」の感染予防に成功をしました。
フィリピンのマニラ首都圏で浄水や下水処理サービスの提供を行っているマイニラッド社は、オリジナルの“蚊とりボトル”を開発し、市民に配布しました。
“蚊とりボトル”は大きな効果を上げました。世界保健機構西太平洋事務局がまとめた2013年2月のデング熱流行状況によると、フィリピンでのデング熱感染例は前年同月比55%も減少し4866件となり、致死率も前年同月比38%減少しました。
デング熱は、蚊を媒介としており、蚊の繁殖時期になると、アジア全体で沢山の死者をだす病気です。
実際に私がインドにいた時も、沢山のインド人がデング熱で命を落としましたし、駐在をしている日本人でも死の淵を彷徨った方がいらっしゃいました。
この問題の解決は、誰もが望ん出来たことです。それを、ブラウンシュガーとイーストとペットボトルだけで半分以下の被害に収めることが出来たのは本当に素晴らしいことです。
それぞれの材料を、混ぜることにより二酸化炭素を発生させて、蚊をおびき寄せる。蚊の性質を知っている人なら誰でも、蚊は二酸化炭素におびき寄せられることぐらいは簡単に分かります。
ブラウンシュガーとイーストを混ぜれば二酸化炭素を発生するのも化学に詳しい人なら分かるでしょう。
ペットボトルの仕組みもきっと知っている人には当たり前なような真新しいものではないはずです。
ですが、その3つを組み合わせて、今回の様な装置を作るのは意外と難しいです。
その理由は一つではありません。いろいろな理由があると思います。 全てのものを網羅して知識を持っている人は少ない、簡単なことで対応が出来るわけないという思い込み、先入観があるそれ以外にも沢山の理由があるでしょう。
今回の開発の経緯は、記事には書いてありませんが、本気でデング熱をどうにかしたいと考えたのだと思います。
デング熱は、生活環境が過酷なほどかかりやすいですし、何処にいても誰でも感染する可能性があります。
高額な装置やメンテナンスが難しいものだったなら、今回の様な結果は生まれていないでしょう。
何処で、誰が利用するかを考えるのは、結果を出すためには必要なことです。
それを考えなければ、どんなに素晴らしいものでも結果を出すことは出来ません。
これは、就職でも起業でも、何処の国にいても同じことが言えます。
今の自分の問題は何なのか、何なら自分でも他者に提供することが出来るのか、何処で求められているのか。
自分がやりたい事が決まっているなら、そのやりたい事に関わるために、自分に何が出来るのか。
自分のことばかり、自分のやりたい事しか考えていないうちは、自分のやりたい事を叶えるのは難しいのかもしれません。
ただ、本当に叶えたいことがあれば、知恵とヤル気さええれば叶えることが出来るということをこの記事は改めて私に教えてくれました。
旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!
インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。
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