2016年5月、インドマルチスズキが火災事故でマネサール工場とグルガオン工場を操業停止


部品供給業者スブロス社の火災事故の影響を受けて、マルチスズキのマネサール工場とグルガオン工場の操業がストップしてしまいました。

 マルチ・スズキとスブロスは被害状況を検証中で、他施設からの部品供給などを探っている。部品が入手可能になり次第、生産を再開するとマルチ・スズキが説明していますが現時点で再開の目処はたったという発表はありません。また、事態を重く見たスズキ本社から常務クラスの役員もインド入りすることになっているようです。

火災事故の影響で、最大1ヶ月程度操業ストップの可能性も?

マルチスズキは、マネサールとグルガオンの工場一日あたり5,000台を生産していること、スブロス社の部品は、マルチスズキの殆どの車輌に採用されておることなどから車種によっては最大で1ヶ月近い操業ストップ等の影響がでる可能性もあるかもしれませんね。

追記:6月1日 本日の夜から一部の車種の稼働再開??

デリー界隈では、今回の事故DENSOさんがどの位協力出来るかにより、状況が随分変わるだろうという話が出ておりましたが、本日6月1日のTimes of IndiaにDENSOと協力をしNoida工場にて操業を再開する準備が進んでいるという記事が出ておりました。

追記2:6月1日午後より グルガオン工場 一部車種の稼働再開

エアコン部品を手がける部品メーカーの工場の火災で部品調達が滞っていた。インド国内の2つの四輪車工場のうちグルガオン工場は調達にめどがつき、生産を再開した。ただ、マルチ幹部は「フル操業ではない」としている。もう一方のマネサール工場(同)の完成車生産の再開時期は未定という。 日経新聞抜粋

ただ、スブロス社はマルチスズキのエアコン部品の60%のシェアを誇っていたため、全ての車種が通常操業になるにはまだ時間がかかるかもしれません。

追記3:6月6日より マルチスズキは工場操業を停止

マルチ・スズキは、今月末にかけて実施予定だった点検の為の工場操業ストップを、約三週間前倒しして今週月曜日から実施することにしたようです。 この点検は、毎年6月末周辺で実施されるものなのですが、今回はスブロスで発生した火災事故に影響されて 通常より前倒しをすることになったようです。 マルチ・スズキさんの操業ストップに合わせて同じく休みになる部品メーカーも多いため、この日程変更も色々な 会社に影響がでそうです。

ただ、来週からの操業再開にしてもまだ目処がついていない車種もあるようなので通常操業になるにはまだ時間がかかるかもしれません。

未だに、明確な火事の原因は特定されていないようですが、スブロスの火災から始まった今回の色々な問題を反省点に工場の管理体制の見直しが進めば良いなと思います。

インド最大の自動車会社であるマルチスズキの操業がストップするということは他の関連会社にも大きな影響を及ぼす可能性が高いですし、マルチスズキの車両販売は好調で、車種によっては半年待ち以上になっているものもあります。工場がストップするということは納車を楽しみにしている購入者にとってもショックが大きいと、業者にも消費者にも大きな影響を与える事になります。

参考記事

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