アマゾン、インドで零細商店を活用へ：配送網に組み込み、試験開始

アマゾンインディアが、インドの零細商店（キラナ）を活用して、受取人の不在などで品物が届かないことが悩みを解決し、希望日に配送が出来るか、運用テストをバンガロールにて実施しているようです。

にわかには信じられない翌日配送

配送のサービスが最悪な、インドに住んでいた人なら必ず無理だろうと感じるに違いないニュースなのですが、どうやら実験は進んでいるようです。

キラナといえば、都市部、地方に限らずインドのそこかしこにある日本のコンビニのようなものです。

お菓子や牛乳、卵、シャンプーなど生活に必要な物を販売している小さな商店です。日本の田舎にある商店をイメージして貰えれば良いと思います。

そのキラナを利用することにより、アマゾンプライムの売りである翌日配送をすることが可能かどうか、運用実験をバンガロールにて行っているようです。

アマゾンはバンガロールで商品を引き取る場所としてキラナを活用する方法をテスト中という。アマゾン・インディアのトップ、アミット・アグラワル氏は「現在、商品の配送先として利用できる店を探し、従業員の研修を実施している」と語った。「この試みがうまくいけば、インド全土にサービスを拡大するつもりだ」という。契約を結んだキラナには、アマゾンが一定額を支払うという。 アマゾン、インドで零細商店を活用へ：配送網に組み込み、試験開始

宅急便はなかなか届かない、届いても中身を抜かれていることがある。。そんな話をよく聞くインドで、翌日配達が本当に出来るのかな？との疑問は生まれますが、キラナという既にあるネットワークを利用してそれを実現させるのであれば可能かもしれません。

インドのＥＣ市場は現在20億米ドル（約2,040億円）規模とされ、2016年には85億米ドルに拡大すると予想されていますので、アマゾンが配送の問題をクリアすれば更にシェアを伸ばすことになりそうです。

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