アイスバケツより、ライスバケツ!!インドで広がるライスバケツチャレンジが素晴らしい!!
氷水をかぶるアイスバケッツチャレンジが世界的に流行していますが、インドでは、ライスバケッツチャレンジというチャリティー活動がSNSを利用して急速に拡大しています。
氷水ではなくお米
ASL支援のために、氷水をかぶる行為を、ビル・ゲイツや孫正義などが行い、世界的な広がりをみせていますが、インドでは『ライスバケツチャレンジ』が若者たちを中心に広がりをみせているようです。
これからの経済発展を期待されているインドですが、現在でも世界トップクラスの貧困層を多く抱えているインドでは、バケツ一杯のお米を浴びるのではなく、貧しい隣人に直接手渡す行為を『ライスバケツチャレンジ』と呼びます。
Rice Bucket Challenge Facebook
広いインドでどのように広がっている??
実際の参加方法は簡単です。貧しい人にバケツ一杯分のお米またはそれに相当するものを寄付して、その写真をSNSで公開し、友人に自分の行動に続くように働きかけをするという運動です。
参加方法は、とってもシンプルで自分から始めることも出来ますし、友達から参加を促されて参加をすることもあります。
【実際の流れ】
■台所からお米の入ったボウルを持ってくる。 ↓ ■そのお米を近所の貧しい人のところに行って手渡す。 ↓ ■写真を撮ってフェイスブックにアップする。「#RiceBucketChallenge」というハッシュタグをつけること。 ↓ ■友達をタグ付けし、チャレンジするか尋ねる。
もしもお米を渡すことが出来ない場合には、公立病院に100ルピー(約170円)相当の医薬品を寄付する。
この運動を考案したのは、お米の研究をするインド人ジャーナリストで、アイスバケツチャレンジで、インドで貴重とされる水を無駄遣いするより、もっとインドに合ったインドらしいチャレンジはないかと考え発案されたものです。
8月24日に作成された[Rice Bucket Challemge]は、一日で4,000以上のイイネを獲得し、現在も更にその数を増やしており、現時点では既に2万イイネ!を超えています。
世界一「極度の貧困」と呼ばれる人達が暮らすインド
国連が発表をした「ミレニアム開発報告2014」によると極度の貧困下で暮らす人の数が最も多いのはインドで、なんとその数は国家の約3分の1を占めています。
ちなみに、極度の貧困とは、1日1.25ドル(約127円)未満で暮らしていいる人を指します。
インドには日本では考えられないほどのお金持ちも沢山いますし、モディ新政権により経済発展を世界から期待されているインドですが、最貧困層の生活が改善するにはまだ時間がかかるでしょう。
今回のライスバケツチャレンジは、その日の生活に直結して役にいたつということはもちろん、改めてインドの貧困層に注目が集まるとても良いキッカケになるかもしれません。
本家のアイスバケツは、一時的な流行で終わってしまいそうな雰囲気を醸し出していますが、ライスバケツチャレンジは、地道に末永く続いて欲しいものです。
旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!
インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。
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