悲惨!?海外現地採用社員の実態
「現地採用は絶対に辞めた方が良い」という意見を持つ人事担当者の話をまとめました。
本社から海外に派遣される駐在員になるには、商社やグローバルなメーカーの正社員になるしかないですが、実際に正社員になるのは本当に難しいです。
それでも、海外で働くことをあきらめきれ人が、現地採用という選択肢を選ぶ事が増えて増えてきている。最近では海外での転職を斡旋するエージェント(人材紹介会社)も増えているから、日本にいながらにして現地採用案件が探せる手軽さも、“現採人気”を後押しているようです。 海外で働くチャンスを得るためにはとても良い現地採用ですが、実際には、現地採用は、そんな甘いものじゃないと苦言を呈する人事関係者は多いです。人事関係者の中には「結論から言って、現採は絶対にやめたほうがいい。」と言い切る人もいるようです。
その人達がそのように言っている「理由はただ1つ。駐在員と現採では、身分が違うから」だそうです。
給料1つとっても、“身分差”は歴然です。 例えば、商社の海外駐在員は、ただでさえ高い本邦給与と海外給与が2本建てで支給され、国内で働く場合のおよそ2~3割の上乗せ分が期待できるのに対し、アジア諸国の現採日本人の給与は、日本円にして9万円~17万円が目安です。
さらに駐在員は、社宅として借り上げた現地最高クラスの住居を、メイドと運転手付きであてがわれ、接待費など経費も使い放題なんて場合も多々ありますが、現地採用の日本人は年金や雇用保険などの福利厚生さえ、あまり期待できません。
インドにある大手建設の現地法人で、インド人を含め日本人現地採用以外の全員が、基本給が出て更に特別賞与が出たのにも関わらず、現地採用者には何もなかったという酷い話を聞いたこともあります。
使用人扱い
その上、中にはあからさまに現採日本人を見下す駐在員は沢山います。 その地域毎にある日本人会のような、現地コミュニティの中でも現地採用か、駐在員かで対応を変える人がたくさんいます。
仕事に関係ない人にもそのような対応をするのだから、会社の人にはもっと酷い対応をするのだろうなと簡単に想像が出来ます。 実際の仕事内容に関しても、本社駐在員と現採日本人では、まるで違うことが多いです。本社から来る駐在員は、会社の経営戦略の1つとしての現地事業という枠で、ダイナミックな仕事ができるのに対し、現採日本人は現地職員の取りまとめ程度の仕事しかさせてもらえない会社は多いようです。
解雇になったら、さらに悲惨
解雇になり、日本に帰国といっても、帰りの旅費さえ出ない会社もあります。 現採組は雇用保険に入っていない場合が多いため、失業保険の給付さえ受けられないから、失業期間をしのぐには、かなりの貯金がないときつい。 現地採用は、しょせん現地採用。
どれだけ優秀だろうが、現地の事業や言語に精通していようが、現地採用という枠からでることは難しいようです。『しょせん、現地採用なんでしょ?』という扱いをする会社もたくさんあります。
そもそも現採日本人は、駐在員と比べて給料が安い「コストカット要員」だからこその使い勝手があったわけで、そこからのキャリアアップは、難しいという考え方もあるようです。
大手の商社や大手のメーカーになるほど、駐在員と現地採用の身分差は大きくなります。実際に働く時の人間関係や待遇はとても大切な事です。大事にされず、便利屋としてしか自分を見てくれないような会社で働くことはとてつもないリスクだということを考えながら就職活動をすることをおススメします。
とはいえ、海外就職は魅力的
自分が何をしたいのか、何が出来るのか、得られる利益は妥当なのか、そしてなにより今後の自分の人生にとってプラスになるのかを考えた上で、現地採用を選ぶのであれば、それは素晴らしいことです。
森山たつをという人が書かれている本で、セカ就! 世界で就職するという選択肢 には色々な業種の主人公が5人出てきて、その5人全員が、海外就職を成功させています。話は、フィクションなのですが、様々な人へのインタビューをもとに書いてある本ですので、実際の例としても参考になります。
各国の現地採用給料相場やビザ取得についても調査しています
日本で就職するのと同様、海外就職も企業次第で良いものにも悪いものにもなります。大事なことは、相場を知ることや得られる知識や経験を考慮して職場を探すことが大切です。
こちらの国によって全然違う現地採用給料の現実では、海外就職候補となる各国の現地採用平均給与を調査しています。始めの選び方が大切ですので、ぜひ参考にして下さい。
海外就職前には短期留学という手も
留学スタイルのようなサービス を使うと、簡単にアメリカ・カナダ・オーストラリア等18ヶ国の留学費用・資料を一括取り寄せができます。現地採用や就職前には、その国に短期留学して現地に慣れるのも良い経験になるはずです。
旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!
インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。
「英語や英会話が実は苦手・・・」という方は、わずか45日で日常英会話力が習得できる「ネイティブトーク」でのトレーニングがおすすめです。5,000人以上の人が1日20分の簡単なトレーニングで英語でコミュニケーションをとれるようになります。
下記のページに詳しく書かれているので、読んでみてください。
あながち完全に悲惨…というわけでもないかな?とは思います。
私は両方を経験しているのですが、今の赴任の形だと事あるごとに両サイドから叩かれますが、現地採用だと現地側に加担しておけば特に我関せずもアリといえばアリなので。
ただ、長期展望で考えると、日系で現地採用は最悪のチョイスだというのには同意です。もしも、現地採用ならば、ローカル企業の現地採用の方がまだましですね。
20代ですが、外資企業にて現地採用で2年以上働いています。
給料は現地の人間の1.5倍、17万程度もらってます。
現地での生活費などを差し引いても月に六万は余裕で貯金できます。
海外旅行や帰省、国内旅行は普通に出来ますし、貯金がないと言う危機感も全くありません。
現在百万程度の貯金額です。日本で一人暮らししながら働くよりも少ないかな?
但し、人民元支給のため為替相場の変動によって日本円に換算した時の額面は変わります。
来たばかりの時は1元12円、現在は1元16円。得する時もあるし損する時もあるでしょう。
時勢を読んで、タイミングを見計らって換金をして、日本の口座に預金してます。
年金は海外転居をしていることから控除してもらってます。
この点に置いて身体に障害が起きた時や、将来受給出来る年金額などの保証面に置いて日本で働いている方よりも不利になります。
うちの会社には現地採用の日本人がちらほらいますが、駐在はいませんので給料がどうのこうのといった比較対象物を持ち出してやっかむことはありません。
日本人に対するサービスを提供する仕事のため、若いながらも多くの重要な仕事を与えてもらえます。
ただ、能力の高い現地採用の日本人に会えるかどうかについては閉口せざるを得ません。
海外思考で、能力高い人は日本企業に勤めて、駐在になります。本気で能力高めたいなら日本企業に入るべきですね。
しかし、人間的にも素晴らしい人は中国人、日本人含め多く出会えました。
私は実は新卒で海外就職をしてしまいました。
大学時代に金銭の問題から留学ができなかった私にとって、海外就職はある意味での社会人留学です。自分で稼ぎながら、海外で暮らし、異文化を感じ、言語を身につける。ワーホリのようなものかもしれませんが、与えられる仕事はそれ以上の責任感が附随します。
日本の企業文化が身につかないのではとかどうのこうのと言われることはあります。
ただ、日本式システムの中で日本人にサービス提供する仕事において、少しも身につかないわけはないと思われます。
思いついたことを書き殴ったので、支離滅裂な文章になってしまいましたが
以上の事から、正直デメリットも目立つのが現地採用の身分かもしれませんが、個人的にはデメリットもメリットに変えれるくらいの経験をしてると感じてます。
海外就職をした理由は、海外で住みたかったけれども、性格的なもの、女性という身分及び自分の能力の範囲から日本企業から駐在として派遣される可能性は確立的に低いと判断し、海外に仕事を探しました。(判断した時点で自分自身に限界を設定してしまったようなものですが。。)
自分の選んでいる道、歩んでいる道において悲惨という言葉を使うことは絶対にしません。
現地採用はカーストがあるとか、金がないとかよく言われます。
一つ言えるのは、何れも入った会社次第です。
海外に行きたい人は、自分で自分の人生に責任を持てるなら、他人にあーだこーだ言われても、自分が行きたければ行けばいいと思います。
河童さん
貴重なご意見ありがとうございます。
また、私の記事が河童さんの気分を害してしまったようで申し訳ありません。
私の文章力と、記事名のせいで誤解を招く事になったのだと思いますが
河童さんの
「何れも入った会社次第」
「自分で自分の人生に責任をもてるのなら、他人にあーだーこーだ言われても、自分が
行きたければ行けばいい。」
という考え方には、同意します。実際に戦略的に海外に出て行かれて働いている河童さんは
素晴らしいと思います。
私が悲惨だと思うのは、戦略のない現地採用です。運良くその後の人生におけるチャンスを
手に入れる人もいるでしょうが、それは少数です。
全ての企業が当てはまるわけではないですが、カーストは存在するし、給与も安いことが多い
でしょう。他の会社の駐在員が、現地採用をばかにするのも沢山見てきました。それもまた事実です。
特に深い考えもないまま、海外現地採用で働いている人を何人も知っていますが、日本では
もう通用しないだろうなという人が殆どです。駐在員のほとんどはこのような人達を自分とは違うと馬鹿にします。
ただ、現地採用でも目的を持って行動をする人は、同じような状況でも全く違う結果を出すこと
が出来るし、志を持っているのに現地採用だからという理由だけで馬鹿にする駐在員は殆ど
いません。
何事もその場所で、その人が、どのような行動をするかで状況は全然違うものになると思います。
インド法人、日系企業現地採用で働いていました。
会社の規模によって随分待遇や給与面が違いますね。結局、待遇面は、入社前の交渉時、それと自分自身の仕事の成果と入社後の契約更新時や昇格査定時に交渉する・しない、で随分と変わってくるのではないでしょうか。
インドに居る駐在員の方々は、残念なことに「天狗」になる駐在員が多いと感じました。(恐らく他国も同じでしょうね)今まで自分がしてきた生活とは180度違い、メイド、運転手付き、今まで住んでいた家の何倍もの広さの家に住むのですからね。
更に英語や仕事ができなくても、現地で与えられた「役職(地位)の高さ」が、インドのカースト制度がマッチし、職場でも部下は素直に話も聞く。(ただし働かないけど、、)
私達は実際に、現地採用ということで、下にも見られました。社内でも日本人駐在員から差別用語っぽいのも何度も耳にしました。
プライベートでも「インド好き=変な子」というレッテルを貼られます。確かにインドLOVEな人はどこか不思議な雰囲気はあるので否定はできませんが。笑
確かに、駐在員は責任のある仕事を任されますし、仕事をしない(できない?)インド人部下を動かすのは大変で苦労されていますが、その他では恵まれた環境にいるのかなーーと思います。だって、何かわからない&面倒な仕事は、現地採用の子達に投げますしね、遠慮なく。日本人とインド人の間に挟まれる現地採用は大変でしたね。
ゆき様
コメントありがとうございます。
インドでのお仕事お疲れ様でした。
日本人とインド人に挟まれるのは、本当に大変ですよね。
全ての駐在員がという訳ではもちろんありませんが、現地採用の日本人を
下に見ている人達は少なく無いですからね。
更に「インド好き=変な人」という風に考える人は沢山いますしね。それは
駐在員だけではなく、日本に住んでいる人も一緒な気がします。
ただ、そのような経験をした、ゆき様のような人が色々な人に経験したこと
を話して下されば、もっと違った見方をしてくれる人も増えていくと思います!!
是非色々な人に、ゆき様の貴重な経験を話してあげて下さい。
私はアジアの某国で現地採用してました。
結果的に試用期間でクビになり、日本に帰国して働いてます。
結論から言うと20代の若手はアジアの現地採用で働くべきではないです。日本で就職が決まらないからとかそういう理由で来ては絶対ダメです。
理由はどの企業も育てる方針がないから。数年で現地採用辞めて日本に帰国してる人が大半です。残り続ける人は現地の人間と結婚してるケース。現地人と結婚する勇気がなかったり、現地に骨を埋める覚悟がないと後々不幸になると思います。
それか現地でどうしても起業したい夢があるとか。
企業は使い捨てとしか考えてないので、未経験で入ると仕事もろくにできるようにならないのです。
育てる人間(中間管理職)も日系にはいないケースが多いです。なので職歴で大したことも書けないんです。大きな仕事は基本させてもらえませんよ。日本で働くほうが新人に対して仕事は教えてくれて社会人としてはまともな人間になりますよ。ビジネスマナーとか海外じゃ教えてくれないですからね。
お金の面で必ず現地採用だと苦労します。
海外就職に興味ある人は意地でも駐在員になれる会社に入って頑張るか、外資に勤めて海外出張してた方が幸せです。