第5話 インドで生活するなら無視できないインド人とカースト制度
ガンジーによって法的には廃止されたカースト制度ですが、実際には今もインドの生活に深く根付いています。
インドで生活をする上で、カースト制度を無視することはできない
日系企業だとしても、マネージャーを採用するのであればカーストに気をつけなくてはいけないのが今のインドです。日系企業といっても、働く人間の90%が現地人であるインド人です。そのインド人をマネジメントするとき、どうしても必要になるのがハイカーストの人材です。
日本人ではすぐにわからないかもしれませんが、インド人は名前でカーストの位を知ることができます。バラモンと呼ばれる人に使う名前を、それ以外のカーストの人が使う事は許されません。つまり、名前だけでどのカーストに所属するのかがばれてしまうのです。
基本的に、『インド人は自分より下のカーストの人間の言うことなど聞きません。もしもそれが上司だとしても自分より下の人間を上司である事を認めない』のです。
もしそれが一人なら、その人にいなくなってもらえば良いだけの話ですが、部下のほとんどがそのような反応をするのであれば、その上司を変えるしかありません。
現時点では、生活の深くに根付いてるカースト制度を無視して会社を作ることはたとえ外資系企業だとしてもできません。
ただ、これからのインドという国の発展を考えたときこのままで良い筈はありません。今の現状を理解しつつ変化していくことの手助けができるということが必要なのだと思います。
旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!
インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。
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下記のページに詳しく書かれているので、読んでみてください。
カーストはガンジーによって廃止されたのではありません。
初代法務大臣アンベードカルによってです。
ガンジーはカースト温存主義者で、カースト廃止に尽力したアンベードカルに対して「死のハンスト」を以って抗議したことがあるとも聞いてます。