アラブの国の人達が日本を尊敬する理由
アラブの国々の事情通として有名な、郡司みさおさんに伺ったアラブの国々の人々が日本を尊敬する理由
きっかけはテレビ番組
イスラム教は、アラブの国々で一番信仰されている宗教です。 そのイスラム教には、ラマダンという断食をする期間があります。
太陽が出た瞬間から、太陽が沈むまで、何も口にしないというのが決まりなのですが、それはお水すらも飲んではいけないとても厳しいものです。
その断食明けの食事、ラマダン期間中の夕食はとても需要なものとされ、家族みんなで食事をするものです。その食事の時間に合わせて日本を取り上げた特別番組が放映されたのがきっかけです。
内容は、日本人はイスラム教ではないけれど、イスラム教の教えを生活に上手に取り入れているということから始まり。戦後の目覚ましい復興、経済の急成長から学ぶというようなものです。
日本人は、靴を脱ぐけれど、その際に靴箱を利用する。私達もモスクで礼拝する際には靴を脱いで入るが、その後靴を見つけるのが大変だ。でも日本では靴箱を使い整理しているのですぐに見つけることができる。
犬の散歩では、飼い主が糞をきちんと持って帰る。飲食店の従業員の対応や、引越し業者などで、私達からすれば当たり前なものを素晴らしいと紹介してくれています。
私達からすると本当に当たり前で気にもしないことも、日本以外の場所から来た人にとっては新鮮な驚きを与えると同時に、尊敬する理由になります。
アジアの中でも、日本には友好的であり日本人ということは有利
郡司さんいわく、本当に日本人であるということは有利なことで、郡司さんがサウジアラビアにいた時も、周りの人達の多くは、日本のアニメと製品に大きな関心を持っていて「なぜ、日本人は私達の国に商品を売りに来てくれないの?」と聞かれることが多かったようです。
アラブの国の人たちは、人間関係をとても重視し、その人がどういう人であるかがとても大事です。そのような考え方のなか、尊敬をしてもらえる私達の国の国民であるということは有利に働きます。
その国に合わせることももちろん大切ですが、日本人の良さを忘れないことも成功する上では大切なことです。
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