ドコモ インド市場からの撤退を発表


keitai

NTTドコモは、現在進出をしているインド事業で計画を大きく下回り、今後も改善のめどが立たないとして、6月以降に全ての株式を売却しインドから撤退することを決定しました。

顧客数は多いが、顧客単価が低かった

固定電話の普及よりも、携帯電話の普及が早かったインドでは、爆発的なスピードで携帯電話のユーザーが増えています。また普及する先は多岐にわたり、低所得者でも携帯電話を持っているのが当たり前です。

料金システムに関しては、日本では当然の請求書払いではなく、大半がプリペイド(先払い)です。

使用している携帯電話は、多少収入の高い人たちはスマートフォンを利用していますが、未だにカラーではなく、音声と簡単なテキストしか送れない携帯電話を使用している人が沢山います。

記事の中に、データ通信が見込みより伸びなかったというのは、現在のインドの状況からすれば当たり前の事のように感じます。

契約者が9億人といってもデータ通信をする端末を持っている人がその内のどの位なのでしょう。

競争相手が13社といっても、実際に大手でそこら中にデポジットの場所があるのは3社ほどです。殆どのユーザーが近くの売店のような携帯電話ショップで、使えなくなったらデポジットをして使用している現在の状況では、お店が近い場所にあるのが最優先になります。

もちろんそのような人達は、携帯でデータ通信などしません。ですが、現在のインドで一番のボリュームゾーンはそのような人達です。

ドコモがデータ通信の売上を期待していたのであれば、それは時期尚早でしょう。

NTTドコモは、2600億円余りを出資したインドの携帯電話会社の収益が見込みを大きく下回り、今後も改善のめどが立たないとして、すべての株式を売却しインド市場から撤退する方向になったことを正式に発表しました。 NHKニュース

インドの携帯電話市場はまだまだこれから

現在は、データ通信の利用者も顧客単価も小さいインドではありますが、これからもずっとそれが続く訳ではありません。ドコモの参入は少し早すぎたのかもしれません。

給与水準は、年々上がり続けていますし、成長速度は遅くなったとはいえ現在もインドの市場は成長を続けています。

インド人は、インターネットも大好きですから携帯電話を利用してデータ通信をする人はこれからどんどん増えていくのは間違いないです。

現在競争過多の状況の携帯電話業界で、日本とは全く違ったかたちでどんどんユーザーを増やしているインドという市場を狙ったドコモはとてもチャレンジャーですが、あまりにもノウハウが少なかったのでしょう。

他の国でビジネスをしていても、インドでビジネスをするのは難しいです。将来の契約数だけではないのでしょうが、インドという市場は少しハードルが高すぎたのかもしれません。

旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!

インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。

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