楽天がインドへの進出を発表、海外での開発拠点としては、4カ国目


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北京、サンフランシスコ、シンガポールに続く、4つ目の開発拠点をインドに置くことを、楽天の三木谷社長が発表しました。

米ITコンサルタント企業と連携し、「Rakuten India Development and Operations Center(RIDOC)」をインドに設立

楽天が進出場所に選んだのは、インドのシリコンバレーとして知られているバンガロールにある、ワールドトレードセンターです。

インフラにまだまだ問題があるインドの中では、比較的設備が整っているとともに、気候もインドの中でもベスト3に入るバンガロールは、仕事を進める上で良い環境でしょう。

今回のインド進出の背景として、今までの海外進出の中で課題となっていた、知識と技術が社内に蓄積されにくいという課題を解決するという目的があるようです。

RIDOCでは、BOT(構築-運営-移転)方式によってインドでの開発を補完できるため、ナレッジベースの確保するという課題を解決出来ると考えているようです。

日本で、パートナースタッフに開発を委託した場合、最終的な成果物はもちろん手に入りますが、その過程の技術であったり、そのプロジェクトによって得られる知識は、外部のパートナーエンジニアに蓄積されます。

今のシステムで開発を行って、外部のパートナーエンジニアに知識をシェアすることを要請するのは厳しいでしょう。

そのような問題があるにも関わらず、今までの方式を取ってきたのは、企業にとって人件費は企業経費の中でも莫大なものだからです。

知識を蓄積しない代わり、そのプロジェクトで必要なエンジニアを、そのプロジェクトの時期だけ集める。

これは、短期的な経費という部分ではメリットがあるでしょう。しかし、この方法を取るということは、実際に作るのはパートナーエンジニアになるので、自社社員にはそのプロジェクトでの知識が身につきません。

様々な案件に携わり、様々なアプローチをする経験をすることによって、新しいプロジェクトを始める際に効率のよい方法が分かったり、新しい技術を身につけることで、新しいサービスを開発するきっかけにもなるでしょうが、外部に発注をした場合、通常の方法ではこのナレッジが社内に蓄積されません。

これは将来的に考えた場合、企業にとって大きな損失になります。

このような問題を解決するために、RIDOCでは、BOT(構築-運営-移転)方式によってインドでの開発を行うようです。

DU担当役員の安武弘晃氏は、「楽天グループ全体で使用できるリソースをRIDOCで開発することで、ベスト・プラクティスや標準化されたプロセス・手順を共有でき、世界各地における楽天の事業を効率化させ、真のグローバルなチームを構築できると考えている」と発言しています。

ビーオーティー‐ほうしき 〔‐ハウシキ〕 【BOT方式】

《 build, operate and transfer 》外国企業が相手国から土地を提供してもらい、工場などの施設を建設して一定期間運営・管理し、投資を回収した後に、相手国に施設や設備を委譲する開発方式。新規に債務を生じさせない開発途上諸国への協力方式。また、民間資金を活用したPFI事業で、民間事業者が公共施設等を建設して管理・運営し、事業期間終了後に国や自治体に所有権を委譲する事業方式

参照:kotobank

将来的には、楽天のグローバル事業を拡大する他の国・地域にもRIDOCを展開することを目指しているようですので、インドでの結果次第で楽天の国際的なプロジェクトの進め方がかわってくるのでしょう。

楽天の開発拠点、海外4カ国目はインドに決定 – 人材と事業の強化を狙う

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