インド　モディ首相　８月末に訪日が決定

インド中央政府予算案作成のため、延期になっていた、モディ首相が、８月末に訪日をし、９月１日に安部首相と首脳会談を行うことをインドの外交筋が明らかにしました。

首脳会議の主な目的は、安全保障分野での協力推進

両首脳は、インド洋への影響力を強めている中国を念頭に、海洋監視能力向上のための共同訓練の充実や、サイバー攻撃への対処能力の強化など、安全保障分野での協力推進で合意する見通しです。

日本政府は、有事に備え、海上自衛隊とインド海軍の協力関係を万全にしておきたい考えがあるため、現在でも、実施している日本の海上自衛隊とインド海軍との共同訓練や、海上保安当局の間での海賊対策訓練も実施の活動をさらに強化する方針。

産業分野での課題は、原発の輸出と高速鉄道の整備

インドでは、産業の発達に伴い、電力不足が深刻な問題となっており、原発開発は避けて通れない道です。

東日本震災後、輸出に関する協議がストップしていた日印ですが、日本政府が再稼働の方針を決定した今、原発の輸出をするため日印原子力協定の締結を進める方針です。

また、高速鉄道の整備が本格化されることが予算面でも、体制面でも確実なものになってきたインド政府に対して、新幹線の輸出に対するインド政府へのアピールを行う方針のようです。

参考記事：毎日新聞

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