モディ首相の「メンツプロジェクト」が打ち切りに!インド人のトイレ習慣を変えるのは困難
インドのモディ新首相は、新政策を実施する100日間において全国に530万ヶ所のトイレを設置するという。100日間に渡る新政策の実施が8月31日で期限切れとなり、他の内容はともかく、トレイ計画の推進は難航する状態と報じました。
2019年までに衛生面の整備を整えると発表
世界銀行の調べでは、不衛生な環境によってインドは毎年540億ドルの損失を被っているとされており、毎年下痢により約45万人が亡くなっているとされています。
国民がトイレを使用しないということは国として大きな問題であるとされてきました。モディ氏は、公約の中にも「トイレ」に関する内容を掲げており、実際にジェートリー新財務相は財政演説の際に、衛生面の整備にかける全体予算の15%を宣伝、教育、トイレの設置に充てると発表しています。
インドのアルン・ジェートリー新財務相は7月10日の財政演説で、政府はインド独立の父、マハトマ・ガンディー生誕の150周年に当たる、2019年に衛生面の整備を全面化すると発表した。同氏は当日、宣伝、教育、トイレの建設に充てる予算は予算全体の15%に当たる400億ルーブルに上ると発表している。
トイレを設置しても、インド人はトイレへ行かない
今後数年間で、数千ヶ所のトイレを設置してもインド人のトイレに行く習慣を変えられないと言われています。
インドではもちろんトイレの設置数も足りていないのですが、それ以上に問題なのが、ところかまわず小便をする行為を問題視する人が少ないことです。
衛生面を整備するには、住民の習慣や価値観を変える必要があります。関連分析によると、インド人はところかまわず小便することに対して反感も持たず、むしろ自然に近い現れだと考えています。
この習慣が数千年も続き、多くのインド人、特に辺鄙な農村に地に住んでいた住民はトイレの価値について理解はしがたいようで、トイレを不吉な象徴だとさえ考える農民もいます。
Hinduによると、トイレの練習が必要な人が58%である、として恥ずべきことだとしています。
インドの環境美化団体は、こんな過激な対策も
立ちション撲滅隊のトラックで、日々パトロールをしていて立ちションしてる人を発見すると、いきなし放水攻撃開始などという過激な対策もしているようです。
このような荒療治もある一定の効果はあるかもしれませんが、この問題の根本的な解決には今のインド人の価値観を変える必要があります。
価値観を変えるにには教育が必要で時間はかかるかもしれませんが、モディ政権が、根気よく対応していくべき問題でしょう。
旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!
インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。
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