インド総選挙、BJPが勝利し政権交代―モディ首相誕生へ


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16日に、総選挙の開票が行われ、最大野党インド人民党(BJP)を率いるモディ氏が、同国の次期首相として勝利宣言を行いました。

30年ぶりの快挙!!1つの政党が単独で議席の過半数を獲得した理由

今回の選挙の投票率の高さも、BJPの圧勝したのも、急激な景気鈍化に嫌気が差した中間層や貧困層の投票への参加が大きいです。 4~5年前のインドは、給与が毎年15%~30%上昇するのが当たり前でしたが、現在は違います。

戦後復興から、高度経済成長期に突入した日本のように、インドの経済もどんどん上がっていくのだと、感じられるような市場環境だったのが ここ数年、景気は鈍化をしており、給与上昇の鈍化、急激なインフラにより自分たちの将来に不安を持つようになりました。

今のままの政治では、自分たちがより上を望むことが出来ないと考えた、貧困層や中間層の国民がBJPを強力に後押ししました。

「わたしはインドの自由闘争で自らの命を犠牲にする機会は得なかったが、望ましい統治に自らを捧げる機会を手にすることができた。この国を発展させる。この国をかつてないほどの高みに押し上げる」

参照:インド総選挙、BJPが勝利し政権交代―モディ首相誕生へ

モディ氏は雇用創出やインフラ整備、生活水準の引き上げなどでインドを一段と発展させることを誓っており、実際に首相になった後に、どの程度実現出来るのか期待をされています。

2028年までには、中国の人口を抜き世界一の人口になるインドにとっては、雇用創出はとても重要な問題です。経済が発展しないと雇用が生まれませんが、経済を発展させる為には、インフラの整備が必要です。

インフラの重要性をモディ氏は良く知っており、実際にモディ氏が州知事をしていた、グジャラート州は道路整備、電力問題に対して積極的に対応策をとっていたため、近年では複数の日本企業の他、色々な国の企業が進出しており、財政的にも優秀な州です。

今回の選挙は、テレビやスマートフォンなどメディアの活用が上手かった

モディ氏は、テレビやスマートフォンのメディアを利用して、中間層だけでなく農村の貧困層を含めた大多数のインド人の向上心に訴えかけました。

この選挙を機会に貧困層の間でも、最近まで無理だと思われていた中間層に加わりたいという望みが高まっています。

BJPは、様々なメディアを上手に利用して情報を発信しました。今の現状に満足するべきではない、もっと裕福になることは可能だというメッセージを打ち出すことにより、現状に不満を持っている人達を動かすことに成功したのです。

今回の選挙により、現状に諦めを感じていた貧困層の人達も、中間層を目指せるという可能性を感じており、この上昇志向を上手く活用する事ができるような仕組みを作っていくことが出来れば、インドの経済は大きく前進することになるでしょう。

ただ、野党が理想論を述べるのは簡単ですが、実際に問題を解決できるかどうかは別の話です。与党になったBPJが、自民党に大勝した後の、グダグダだった民主党のようにならないことが重要です。

旅行でもビジネスでもインドに行くなら、英語は必須!

インドの公用語は、ヒンディー語と英語。そのため、旅行でもビジネスでも、インド人と円滑なコミュニケーションを取るためには最低限の英語はなくてはならないものです。

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