インドのレイプ報道が多くなった理由、変化しつつあるカースト制度


india caple

一昨年の、バスでのレイプ報道以降、インド国内のメディアにも、海外メディアにも「レイプ」事件が報道されることが多くなりました。

カースト制度と『男尊女卑』

インドへのネガティブな印象には「汚い」「危ない」などがありますが、中でもよく聞くのが『男尊女卑』です。

日本では遠い昔の話ですが(もちろん今でも少しは残っています)インドにおいては現在も宗教的な思想が影響し色濃く残っています。

国民の約8割がヒンズー教徒のインドではカースト制度が有名です。今では緩和したとはいえカーストの異なる男女では結婚には様々な問題があります。男性の方がカーストが低い場合には、女性側の親族に男性が殺されてしまう事件が多々起きていますし、低いカーストの女性が高いカーストの男性に嫁ぐときに、持参金が少ないと、花嫁は焼かれてしまうという事件も未だにあります。

そのような結婚が行われる理由が、そもそもカーストは高いが資産のない家庭に、カーストが低いが資産家の娘である女性が嫁いでくることによって、双方の利害が一致するからです。

なので、持参金が想像していたより低い場合は、焼き殺して見せしめ&花嫁への制裁という風習らしいです。もちろん、都市部ではない話ですが、地方にいくといまだにあるといいます。

特に男尊女卑の観点でいえば、『レイプ』。被害者女性の多くはカーストに属すことの出来ない『不可触賤民』が多いとされます。

高いカーストの人間は、不可触賤民に何をしても良いと考えている人が未だにいるのです。

実際にレイプをされた上に、陰部を焼かれて殺された女性や、木に括りつけられて、拷問をされながら死んでしまう女性が未だにいるのです。

またインドの因習『サティ』は夫が死んで火葬される時、妻も火に身を投げて自殺することを強要するもので、つい最近まで農村部などでは行われていたそうです。

ただそんなインドの文化も少しづつですが変ってきています。ファーストフード店やcafeに行けば、インド人のカップルが、たくさん居て、みんな隣同士で座っています。そのカップルを見て、男尊女卑なんていう言葉は浮かびませんでした。

そんな中、女性にレイプをするなどとんでもないという考えが少しづつ一般的になってきました。一昨年バスの中で女性がレイプされた事件は大きな社会問題になり、公共交通機関がストップしたり、大きなデモがインド各地で行われました。

それ以降、頻繁にレイプ事件の報道を目にするようになりましたが、これは今までよりもレイプの数が増えているのではなく、レイプを問題視する人が増えたため報道する回数が増えているのです。

今でももちろん男尊女卑なインド人はいるでしょうが。そうでない人達も確実に増えてきています。インドは今、産業も文化も大きく変化しているのです。

VML Qasisの調査によると、インドの若者は個人主義的な考え方が強まり、ライフスタイルの個人化の傾向が明らかとなっています。事実、同調査が実施されたアジア9か国のうち、独立志向指標の得点はインドが最も高くなっています。この背景として、インドの18歳から35歳の若者は、伝統的な共同体中心の社会に生まれ、社会経済シナリオの急速な変化を目の当たりにしています。

その結果、彼らの考え方は“私たち”という共同体による考え方ら、“私”という個人のライフスタイル中心の考え方へシフトしているのです。

このような若者の考え方の変化や、価値観の変化が今まで問題にされなかった『男尊女卑』を問題とし、その問題を解決する段階の一つとして「レイプ」報道が昔よりされるようになっているのです。

One Response to “インドのレイプ報道が多くなった理由、変化しつつあるカースト制度”

  1. NINJA300 より:

    反インド勢力、つまりあの国のプロパガンダでしょうね。

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