2014年、2年ぶりにインドで感じた物価上昇の脅威


インド タクシー

2012年にインドで生活していた時から、たった2年でインドの生活用品は恐ろしいほどの値上がりを見せていました。

インド在住の友達の悲鳴!

「この洋服この前買った時は、500ルピーだったのに!!」彼女が手にしていたのは、コットンで出来たショートパンツです。この夏(5ヶ月程前)に購入したときは500ルピーだったものが、今は750ルピーで売られています。

ちなみに750ルピーは、日本円にして1500円ほどです。日本で購入をすることを考えればそこまで高額ではないですが、もともと1000円だったものが半年も経たずに、1500円になっているのは結構な衝撃です。

インドでは、日本では考えられないほど物価上昇が続いています。そこまで前のインドを知らない私でも、昔はこんなに高くなかったとびっくりするほどです。

例えば、日本に帰る際にお土産に重宝していた格安の紅茶のティーバックは、日本と殆ど変わらない価格になっていますし、雑貨なども値上がりしています。

関税の関係もありますが、ZARAなどのお洋服は、日本よりずっと高いです。 はっきり言って、関税と物価上昇の影響で、インド国内で作っている洋服以外は、高すぎて買えません。(日本で買うほうがず~~っと安いです。)

「なんでもどんどん高くなるよ。」ため息混じりに話す友達の表情が印象的でした。

高インフレ率を保ち続けるインド経済

日本では、ターゲットを2%としている、インフレ率ですがインドでは2008年からは、10%近くで推移を続けています。

それ以前も、基本的に5%以上を保っており、世界の中でも常にベスト10に入るような物価上昇を続けています。

それに合わせて、もちろん賃金も年率20%以上で上昇を続けているのが常識になるという日本では考えられない所得の変化が起きています。

1ヶ月前のムンバイ経済新聞の記事では、ムンバイのタクシー運転手の給与が、2年間で53%上昇したとの記事がありました。

その1番の理由は、中間層の増加です。消費意欲の高い人達の増加によりタクシーの需要が多くなっています。

これは、タクシーだけに限ったことだけではなく、ショッピングを楽しむ人や 美味しい食事には、高いお金を出すことに、ためらいがない人達がどんどん増えています。

その一方で、収入があまり変わらず、それにもかかわらず生活用品がどんどん値上がりすることにより、生活そのものが厳しくなっている人達も沢山います。

トリクルダウンがなかなか起きづらい土壌

もともと、カースト制度により身分による格差があるインドでは、職業により差別的な見方をする人も多く、低い職業の人には出来るだけ賃金を支払わないという考えが根強く残っています。

そのため、職業によっては給与がほぼ横ばいまたは、上昇しても微々たるものという人達が沢山います。つまり、利益は上の階層で吸い取られるだけ吸い取られてしまうので、下には回って来ないことです。

宗教の関係上、ハイカーストの人間に、下のカーストの人が意見を言うことなど 出来ないので結果、ローカーストの人達の一部は、給与は上がりません。

それにもかかわらず物価はどんどん上げっていくという、厳しい生活を強いられることになっています。

インドの経済は、とても独特です。 現代インド・南アジア経済論 などにも書かれていますが、歴史や宗教の関係で独特な価値観を持ってておりその中で経済活動が行われています。

グローバル化が進む中では、そのような環境も変わって行くのいでしょうが、それにはまだまだ時間がかかりそうなので、まずは現状のインドを知ることが必要です。

2 Responses to “2014年、2年ぶりにインドで感じた物価上昇の脅威”

  1. 中年 より:

    インドでの現地採用にまつわり、例えばすでにインドや周辺国に要る旅行者が、
    インドや周辺国で労働ビザに切り替えれるのか、
    または1度日本へ、どうしても最初は帰国しなければいけないのかが、
    私にとってのポイントでして、お聞かせ頂けますか。
    お願いします。

    • 海外就職の道標 より:

      労働ビザを取得するためには、必ず日本へ戻らなければなりません。

      また取得は年々難しくなっており、就職する会社の登記簿や、インドでの雇用を確認できるもの
      その他にも、準備しなくてはならない書類がたくさんあります。全ての書類は揃っているのでしょうか。
      既にご存知かとは思いますが、インドVISA申請センターのURLを記載しておきます。

      http://www.indianvisaatjapan.co.jp/documents_required_jp_online.html#Employment

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